中学受験をするなら計算ドリルはどれが良い?先取り学習は効果あるの?

計算ドリル

中学受験をするなら計算ドリルはどれが良い?

私がオススメするのは「公文の小学ドリル」です。

中学受験では先取り教育がよく話題に上がりますが、できれば計算については先取りでどんどん進めていくことをおすすめします!

保護者

低学年のうちから分数とか小数とか理解できるのかしら…

さば先生

計算の仕方を初めは教える必要はありますが、年齢は関係なくできるだけ進めましょう!!

この記事を書いた人:さば先生

自己紹介
先生 さば

中学受験の塾講師として18年今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!

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目次

中学受験をするなら計算ドリルはどれが良い?

計算ドリルなら「公文の小学ドリル」の計算シリーズをオススメします。

生徒A君

なんか公文って聞くとなじみがあるからやる気が出るー!!

安心の公文式で、反復練習もでき、単元の抜けなく学習することができます。

他のが悪い訳ではありませんが、分量が多すぎたり少なすぎたり、難度も優しすぎたり難しすぎたりします。

公文式は分量、難度ともにちょうど良いんですね。

「公文の小学ドリル」とは

「公文の小学ドリル」は①から⑬まで揃っています。

中学受験だと⑬まで終わらせれば、算数の計算の全範囲が終了します。

1年生 ①「たし算」②「引き算」
2年生 ③「たし算」④「引き算」

⑤「かけ算(九九)」
3年生 ⑥「たし算・引き算」

⑦「かけ算」⑧「わり算」
4年生 ⑨「わり算」⑩「分数・小数」
5年生 ⑪「分数」⑫「小数」
6年生 ⑬「分数」

これが終了したらあとは6年生用の計算問題集でも良いですし、入試問題の計算にもチャレンジ出来るようになります!

生徒A君

早く終わらせて入試問題を解いてみたいなー!

さば先生

全部解いたら小学4年生でも入試の計算問題を解くことができますよ!

「公文の小学ドリル」はどこから始めれば良いか

小学1年生でドリルを始める

①からどんどん進めていきましょう!

小学2年生でドリルを始める

③からどんどん進めていきましょう!

小学3年生でドリルを始める

⑥からどんどん進めましょう!

小学4年生でドリルを始める

⑨からどんどん進めましょう!

少し急いで全部終わらせたいですね。

小学5年生でドリルを始める

⑪からどんどん進めましょう!

残り3冊なのでできれば1~2か月で頑張って終わらせたいところです。

計算ドリルと平行して「そろばん教室」もおすすめです。

計算ドリルはいつごろまでに終わらせればよいか

始める時期にもよりますが

⑬までを小学4年生のうちに終わらせる

が理想です。

最難関校を目指す子供たちは小学3年生で全部を終わらせる子も多くいます。

生徒A君

ひ、ひえー--

できるだけ早く計算ドリルを終わらせたいという理由はもう一つあります。
私は計算ドリルは良い面と悪い面があると思っています。
良い面はこの後説明します。
悪い面は「思考力が乏しい子になってしまう」ということです。
公文の計算ドリルは超反復練習なので計算を鍛えるのにはもってこいです。
でも、1問をじっくり考えるという点においては真逆の練習になります。
計算ドリルばかりやっていると子供は「見たらすぐにやり方が思い浮かぶ問題」しかできなくなってしまうのです。
だから早くドリルを終えて小4からは「思考する子供」に変えていきたいですね。

算数において計算力は高ければ高いほど有利になります。

やり方に関しては、初めに説明をしてあげれば、低学年でも解けるようになります。

算数は問題の本質をつかむことが学力アップに繋がると言われています。
しかし、計算においては私は本質よりもやり方を覚えることの方が重要だと思っています。
例えば分数のわり算は分母と分子をひっくり返してかけ算にしますが、その理由にこだわっていても子供が混乱するだけです。
計算は割り切って方法を学び、どんどん先に進めましょう!

計算ドリルをやるとどんなメリットがあるか

計算ドリルをやるとどんなメリットがあるのか?

  • 計算が習慣化する
  • 計算のスピードが上がる
  • 算数の点数が上がる

いいことだらけの計算ドリルです。

計算が習慣化する・計算のスピードが上がる

「計算が習慣化する」「計算のスピードが上がる」は何となく分かりますよね。

入試まで毎日、たとえ入試当日でも計算を必ずやりましょう。

生徒A君

入試の時も計算やるの??

さば先生

私は入試当日も朝に計算練習をするように伝えますよ!
入試だから特別とかにすると逆に緊張しちゃうから、いつも通り過ごすことが大事なんだよ。

顔を洗ったり、歯磨きと同じように毎日の習慣になると最高です!

算数の点数が上がる

「算数の点数が上がる」ですが、あえて「計算問題の点数が上がる」と書いていません。

計算ができるようになると計算問題だけの点数が上がるわけではありません。

生徒A君

えっ!?
計算ドリルなのに計算問題以外も点数が上がるの?!

まず単純に計算ミスが減るから計算問題以外も点数が上がります。

もうひとつは、計算ドリルを毎日やるとスピードが速くなるので、その分、別の問題を考える時間が増えるので点数が上がります。

だから計算問題だけではなく算数自体の点数アップができます。

生徒A君

なるほどねー!
ドリルは大事だね!

毎日の習慣に!

同時に小学生新聞を読むこともオススメしますよ!

計算ドリルが終わった後は何をやるか

計算ドリルが終わるともう中学受験に出てくる計算の範囲は全部終わっています。

つまり世の中の計算問題集(入試問題も含めて)を解くことができます。

できるかできないかは別です…

計算ドリルが終わった後にやると良い問題集を2つご紹介します。

  • マスター1095題 一行計算問題集
  • 中学入試チャレンジ問題 算数計算問題

マスター1095題 一行計算問題集

日能研が出しているものですね。

さば先生

問題数が多くて、学年ごとでレベルが分かれているのでやりやすいですよ!

小学4年生、5年生、6年生用がありますのであなたの子供のレベルによって選びましょう。

これもずっと言っていますがどんどん先取りで構いませんよ!

中学入試チャレンジ問題 一行計算問題集 

受験研究者が出版しているものです。

入試問題なので若干レベルは高めです。

単なる計算問題だけではなく図形や速さなどの計算問題も収録されています。

さば先生

上級問題と最上級問題に分かれているのでレベルごとに学習することができます!
そして1830題!
量の多さもよいですね!

計算以外の中学受験の学習であればZ会で先取りをしましょう!

知育教育では「ワンダーボックス」も良いですよ!

まとめ

今回は計算ドリルについて書きました。

私の計算ドリルのオススメは「公文の小学ドリル」です。

ドリルがいっぱいあってどれにしようか迷っている方は公文で間違いありません。

そして、計算についてはどんどん先取りで進めるべきです。

算数ができる子=計算力が高いです。

算数が得意な子も苦手な子も絶対に計算力は必要なのでドリルをしっかりやって力をつけましょう!

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

アドセンス

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