今回は「パズル」って中学受験に役立つの??
という疑問を解決していきます。
ぼくはパズルを解くのが大好きだよー!
A君!素晴らしいね!
将来が楽しみだ!
パズルは中学受験においてとても役立ちます!
なぜなら論理的思考力を身につけることが出来るからです。
最近の中学入試では年々いわゆる典型題は減ってきて、初見でいろいろ試したり、思考力を駆使して解く問題が増えてきています。
だから今まで以上にパズルは中学受験において大切なのです。
そろばん教室で計算力を鍛えることも算数には重要です。こちらの記事もあわせてお読みください。
この記事を書いた人:さば先生
中学受験の塾講師として18年。今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!
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中学受験の算数はパズルで差をつけよう!
パズルをやると身につく力は以下のものがあります。
- 長時間考える力がつく
- 自分なりの解き方を見つけることができる
- 自分なりのパターンを身につけることができる
- 自分で間違いに気づくことができる
- 試行錯誤能力が身につく
長時間考える力がつく
うちの子は勉強を始めてもすぐに飽きちゃうのよね…
そんな子は絶対パズルをやった方が良いですよ!
あなたのお子様はゲームやYouTubeは好きですか?
ゲームやYouTubeは親がやめなさいというまで時間を忘れて子供たちはずっとやる事ができますよね。
その状態をパズルで作り出せたら最高ですよね…
そうなってくれたらうれしいんだけど…
基本的には子供たちはパズルは好きなのですが、初めのうちは長い時間できないかもしれません。
子供達を集中してパズルに向かわせるにはちょっとした工夫も必要です。
軌道に乗れば、ほっといても長時間考えられるような子になりますよ!
自分なりの解き方を見つけることができる
小学校でも塾でもそうですが、勉強とはどの教科でもやり方を教わって演習をすることで力をつけるものです。
勉強ってそういうもんだよね…
実は勉強ってただ習うだけではないんだよ!
え!?
パズルは違うんです。
一から誰にも教わらずに自分で考えて答えまでたどり着かなくてはいけないんです。
この貴重な経験ができるのがパズルです。
ひたすらアウトプットを繰り返す素晴らしい勉強です!
だから、やり方を教えてはいけません!
このように、自分で解き方を見つける訓練をしている子としていない子では中学受験では相当な差がつきます!
苦労して問題を解く⇒問題が解けた⇒もっとやりたい!
の好循環を作り出しましょう!
自分なりのパターンを作ることができる
「自分なりの解き方のパターンを持っている子」=「算数が得意な子」です。
多くの問題を解いている中で
「あれ、これって前やったあの方法でいけるんじゃ…」
というように解法のパターンを持っていることが算数の難問を解くために絶対必要な力です。
あ、なんか「前と同じ」って感覚は得意単元ではよくあるかも…
そうなんだよね!
そういう感覚を持っているってことは「得意」ってことだよ!
実は難関校に受かる子供とそうじゃない子の差ってこの力を持っているかいないかなのです。
私はよく図形の補助線の話をします。
よく算数ができる子は難しい図形の問題の時に必要な補助線を簡単に引いて正解します。
算数が苦手な子は、なかなかその線が引けずに解くことができない。
そして、「私には算数のセンスがない」なんてことをよく言います。
でも実は、算数ができる子はセンスがあるわけではないのです。
前に似たような問題を解いたことがあって、「この問題は前にやった問題と似ているからここに補助線を引いてみよう!」というパターンが頭の中にあるだけなのです。
こんな風に頭の中に自然といくつかのパターンを作る練習をできるのがパズルです!
自分で間違いに気づくことができる
パズルの難しい問題になると簡単に自分のパターンに持ち込めないような問題に出会うことがあります。
パズルはどうしても埋まらなかったら、適当に試してみなきゃいけないよね!
まぁ一初めは適当でもいいけど、そのうち候補を絞れるようになって取り組めるようになるよ!
そうなるとパズルはいくつか候補を絞って「試す」ということが必要になります。
そして、「あれこれは違うな…」となり「じゃあ次はあれを試してみるか」となるわけです。
「試す」ことで育つ力
- 間違いを恐れなくなること
- 計画的に問題に取り組むことができる
- 自分で間違いに気づくことができる
どれも大切ですね。
中学受験の算数でも「試す」という力は大切で
やっていくうちに実行⇒検証までできるようになります。
ミスも減らせるようになりますよ!
試行錯誤能力が身につく
中学受験では難問になればなるほど初見に近い問題が出題されます。
そんな時に必要な力は何でしょうか?
それは…
「あーでもない、こーでもない」と
とりあえず手を動かすことです。
パズルの問題は論理的にできるものとそうでないものの2種類あります。
後者の方は自分でいろいろと試しているうちに正解にたどり着くような造りになっています。
この試行錯誤力を養うのに最適なのがパズルです。
オススメのパズル教材
パズルの教材は各出版社からいろいろと出されています。
その中でも中学受験の塾が出している本をご紹介します。
きらめき算数脳
SAPIX小学部が出版しているものですね。
対象が小学2年生~小学4年生となっていますので低学年でパズル教材をお探しの方はぜひ!
理系脳を作るひらめきパズル、ロジカルパズル
理数系専門塾のエルカミノの村上代表が出している本です。
エルカミノは低学年の授業ではパズルしかやらないほどパズルにはこだわっている塾ですよ!
その他の教材はこちらの記事で紹介していますのであわせてお読みください!
まとめ
今回は中学受験においてのパズルの重要性について書きました。
- 長時間考える力がつく
- 自分なりの解き方を見つけることができる
- 自分なりのパターンを身につけることができる
- 自分で間違いに気づくことができる
この4つの能力は、昨今またこれからの入試において非常に重要な力です。
これと似た能力を鍛えるオススメの習い事にはロボットプログラミング教室もあります。
ぜひこの記事もお読みください。
できれば低学年のうちからパズルに取り組む子を育てましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
はまキッズでもパズルの能力は鍛えられます!
その他、思考力育成には教育アプリもおすすめです!
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