今回のテーマは「中学受験に活かせる習い事!オススメ3選!」です。
中学受験をしたいんですが、オススメの習い事はありますか?
今回は3つご紹介しますね!
中学受験に活かせるオススメの習い事は次の3つです。
- パズルなどの思考力養成や能力開発系の習い事
- 野球やサッカーなどのスポーツ系の習い事
- ピアノなどの楽器系の習い事
(パズルとかは何となく分かるけどスポーツとかピアノとかは意外だわ…。)
スポーツとかピアノをやっていると中学受験に活かせるある能力が身につくんですよ!
習い事をする上で大事なこと
継続することが一番大事!
どんな習い事にせよ継続が私は一番大切だと考えます。
習い事を頑張ることで、記憶力、瞬間的判断力、リーダーシップ、空間把握能力、情報処理能力など勉強に役立ついくつもの能力を身につけることができます!
今回中学受験にも役立つおすすめの習い事のご紹介と習い事はいつまで両立すべきかについても書いていきます。
この記事を書いた人:さば先生
中学受験の塾講師として18年。今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!
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中学受験に活かせるオススメ習い事3選!
私は普段中学受験の塾で多くの子供たちを見ています。
6年生でなければ、塾と習い事の両立をしている生徒がほとんどです。
結構みんな塾と習い事を両立してるのね!
4年生は普通に習い事と両立。5年生は少し減らすことにはなりますが両立。6年生は受験勉強1本で頑張ってもらいたいですね!
習い事はできるだけやっておくことをオススメします。
習い事で身につけた力は中学受験にも活きるからです。
その中でも特に中学受験に活かせる習い事を3つご紹介します。
習い事を本気でやっていた子は6年生の最後の追い込みのときに伸びる子が非常に多いです。習い事で鍛えられた力が勉強にも活きていることを感じることはとても多いですよ。
中学受験に活かせるオススメ習い事:パズル・プログラミング
やはり頭の柔らかい小さい頃からこのような思考力養成や能力開発を学んでいくことは、特に難問を解くときに役立ちます。
ひとことで思考力や能力開発といっても色々なジャンルがあります。
今回は2つご紹介します。
- 「パズル」の習い事
- 「プログラミング」の習い事
パズルもプログラミングもそうですが自分で試行錯誤をして自分で正解にたどり着くことが良いんです。
親が勉強を見すぎてしまう家庭はこの能力が育ちません。
自覚がある方には特におすすめの習い事ですよ!
「パズル」の習い事
パズルといえば「パズル道場」というものがあります。
北は北海道から南は沖縄まで全国の集団塾、個別塾で取り入れられているのがパズル道場です。
全国に約1000教室、3万人以上が受講していますよ!
思考力、図形、数と算数の土台となるセンスを磨くことが出来ます。
このようなパズルは受験指導をしている塾では高学年になればなるほど指導したくても出来ないのが現状です。
昨今の中学入試問題の多様化を考えると指導すべき内容が多すぎて、パズルのような思考力を育成するような時間を確保することが出来ないのです。
ぜひパズルは低学年のうちから学ばせておきたいものです。
うちの子も考えるのは好きそうだからやらせてみようかしら…!
やってみた~~い!
パズル道場のデメリットとしては、やり方を教えてもらうものではないので、ある程度自分一人で集中できる子でないと続けていくことは難しいところです。
別の記事で紹介した中学受験塾である浜学園の「はまキッズ」もパズルがメインの内容になります。
「プログラミング」の習い事
2020年に小学校でも必修化されました。
プログラミングとは「順序だてて考え、試行錯誤し、物事を解決する力」ですが、まさに算数の難問を解く際に必要な力です。
小学生だとロボットプログラミングなんかも多いですね。
ロボットプログラミング教室についてはこちらにも詳しく書いています。
子供達はやらせてみたら分かりますが、プログラミングは大好きです。
僕も大好きだよ!
うまくいった時がたまらなくうれしいんだ!
子供達は試行錯誤をして大人をびっくりさせるような発想をしてくれることもよくあります。
興味津々なこの時期に学ばせておくと、将来算数の成績が向上することは間違いありません。
プログラミング教室でオススメ2つ!
《QUREO(キュレオ)プログラミング教室》
料金も安い!月回数も多い!
月4回で9900円!1回60分
《英語✕ロボット教室「ロッボクラブ」》
ここはただのプログラミング教室ではなく英語も同時に学べてしまいます。
プログラミングの言語は英語ですので、まさに一石二鳥です!
しかもネイティブの先生です。人気の習い事が二つ同時にできるのはすごいですね!
パズルもプログラミングもそうですが自分で試行錯誤をして自分で正解にたどり着くことが良いんです。
親が勉強を見すぎてしまう家庭はこの能力が育ちません。
その他のプログラミングの教材はこちらの記事に書いています。
《番外編》アプリでの知育教育
思考力の養成や勉強の下地作りにはアプリを活用して自宅で勉強することもできます。
今の時代はオンラインで何でもできるのね…
下の記事で詳しく幼少期・低学年でおすすめのアプリ学習を紹介しています。
オンラインでそろばんを勉強できる教室もあります。
野球やサッカーのようなスポーツ系の習い事
スポーツの習い事が勉強に関係あるの?と思う方もいるでしょう。
私の塾でも本気でスポーツに打ち込んでいた子は受験結果が良い子が多いんです。
(ちなみに本気でスポーツに取り組んでいる子ほど良い結果になっています。)
理由はいくつかあります。
- 礼儀作法や挨拶を学ぶことができる
- コミュニケーション能力がつく
- 練習や試合があるため勉強をする時間があまり取れない
礼儀作法や挨拶を学ぶことができる
僕は挨拶だけは得意だよ!
もちろん挨拶も大事だけどそれだけじゃないんだ…
「礼儀作法や挨拶を学ぶことができる」ということは
勉強では「先生から素直に学ぶ姿勢をつけることができる」ということです。
よく塾の講師たちの間で難関校に受かる子は「素直な子」だよね、という話題になります。
「素直な子」は成績がグングン上がります!
言われたことを守る、習ったやり方を真似してみる。
当たり前のことを当たり前にできることが勉強の基本です。
これができる子は確実に成績は上がっていきます。
コミュニケーション能力がつく
集団スポーツはチーム戦なので知らないうちに他の仲間との「コミュニケーション能力」を培っていくことができます。
僕はしゃべるのが大好きだからコミュニケーション力は高いよ!!
(そういう事じゃないんだけどな…)
この「コミュニケーション能力」が実は入試のときにとても役立ちます。
特に難関校の入試問題で必要とされている力のひとつに「問題作成者と会話をする」ということがあります。
この問題は何を解いているのか、なんでこの小設問の流れになっているのか、作成者の意図を汲んで問題を解き進めていくことが入試では大切なのです。
練習や試合があるため勉強をする時間があまり取れない
勉強する時間が取れなかったらダメじゃない!
これはマイナスな意味に捉えてしまうかも知れませんが実は違うんです。
スポーツに本気で取り組んでいる子は勉強にも本気で取り組みます。
だから、塾で出された宿題も期限までに何とか終わらせようと努力するんですね。
しかしながら、他の子が勉強をしている夕方の午後は練習、土日は試合と勉強の時間が取れません。
だから、学校から帰ってきてから習い事に行くまでの少しの時間、習い事から帰ってきてから寝るまでの少しの時間、朝に早く起きてやる、など工夫をして勉強の時間を作ります。
すき間時間をうまく活用するって事ね!
それを続けているとどうなるか?
強靭な「集中力」を身につけることができます。
短い時間の中で宿題を終わらせなきゃいけないので、嫌でも集中せざるを得ないのです。
集中力が入試において大切なのは言うまでもありません。
普段から集中して勉強できる子は圧倒的に入試で強い子に成長することができます。
ピアノなどの楽器系
この楽器系の習い事もどう勉強に関係があるのか不思議ですよね。
実際に今までの卒塾生でもピアノなどの楽器の習い事をやっていた子が多く、本格的にやっていた子ほど成績が高いという傾向があるように思います。
東大生の6割がピアノを含めた楽器系の習い事をしていたなんてデータもありますよね…
え~~
そんなに東大の人たちは楽器をやってた人が多いんだね…
しかも男の子でピアノをやっていた子が多いらしいよ!
その理由は次の3つです。
- 集中力がつく
- 大一番に強くなる
- 記憶力がよくなる
「集中力がつく」
集中力が中学入試において大事なことは間違いありません。
リズム、音程、テンポなど様々なことに注意しないとうまく弾くことができないのがピアノです。
ある研究結果によると演奏中はほぼ全ての脳が活性化している状態になるそうです。
これが勉強の時に発揮されるわけですね!
僕もゲームをしているときにすべての脳が活性化してるんだけどな~
・・・・・・・・・。
「大一番に強くなる」
ある程度本格的にピアノを習いだすとやってくるのが「ピアノの発表会」ですよね。
子供だけではなく我が子がうまく演奏できるかどうか親もドキドキしてしちゃいます。
あの緊張は忘れないわ・・・
私の方が緊張しちゃったわよ。
この大緊張の機会を小さい頃から味わっているかは入試本番で力を出せるかどうかに大きく関わってきます。
入試ではいかに平常心を保って臨めるかで大きく点数が変わりますよ!
「記憶力がよくなる」
ピアノを弾くと、脳が刺激されるといわれています。
両手を使うので右脳、左脳をバランスよく使うことが脳に良いともいわれます。
僕もゲームの時は・・・・・
はいはい・・・・。
右脳、左脳だけではなく音声を認識する脳も発達します。
次の事も世界の教授から発表されています。
① ピアノを習うと脳細胞が増える(米・ハーバード大学研究グループ)
② 音楽がIQ(知能指数)を高める(カナダ・トロント大学シュレンバーグ教授)
③ 楽器の演奏が英語と理数系科目の成績を上げる(カナダ・ブリティッシュコロンビア大学)
④ 音楽で文章読解力が身に付く(フランス・エクス・マルセイユ大学ベッソン博士)
⑤ 楽器練習は集中力を高める(米・バーモント大学ハジアク教授)
朝日EduAより
オンラインでどこでもピアノができるのが良いですね!
塾でもオンライン専門塾なんかもどんどんでき始めていますね。
オンライン授業についてはこちらをお読みください。
習い事はいつまで両立するべきか(いつやめるか)
やめる時期は?
もちろん個人の状況や塾によるとは思いますが、一般的には6年生になるまではやめる必要はありません。
中学受験をする子に対して取ったアンケート結果では以下のようになってます。
入試まで習い事を続けても問題はないのですが、6年生になると塾の予定や行事が増えてきます。
日曜日の志望校別クラスであったり選択の講座も増えてきます。
6年生になると純粋なお休みの日もほとんどなくなってしまいます。
習い事をする時間が無くなってしまうのです。
それでも、うまくやりくりをしてギリギリまで続ける子もいますよ。
やめるタイミングとは?
習い事も続けていると子供達もどんどん楽しくなっていき、次はあのチームに勝ちたい、あの難しいロボットを作りたい、あの曲を弾けるようになりたいとかという目標が出てきます。
できる限り6年生になったら受験勉強のほうに専念してもらいたいものです。
そこで子供が不完全燃焼で習い事をやめることがないようにあらかじめ目標や時期を決めておくことは大切です。
- 6年生の春の行われるサッカーの大会が終わったらやめる
- プログラミングが〇級までいったらやめる
- 5月のピアノの発表会が終わったらやめる
- 5年生の2月には塾以外の全ての習い事をやめるとはじめから決めておく
こういった「いつまで続ける?」といった決めごとを子供と話し合っておきましょう!
中学受験に活かせるオススメ習い事3選!まとめ
今回は「中学受験に活かせる習い事」についてお伝えしました。
オススメの習い事は以下の3つです。
- パズルなどの思考力養成、能力開発系
- 野球やサッカーなどのスポーツ系
- ピアノなどの楽器系
私は個人的には習い事は大賛成です。
是非、一人ひとりのお子様が興味を持って一生懸命取り組めるような習い事に出会えることを願っております!
勉強の習い事ならならZ会がオススメ!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (1件)
記事を読ませて頂きました。
とても読みやすく、分かりやすく解説してくださって助かりました。
我が子の習い事もいつまで続けさせようか迷っていたので、記事で紹介されている「やめるタイミング」はとても参考になりました。
子どもが納得して次に進めるように、一緒に考えていこうと思います。
ありがとうございました!