算数の応用問題を解けるようにするには?中学受験塾の講師が教えます

応用
保護者

うちの子は基礎問題はできるけど応用問題が解けないんですよね…

さば先生

応用問題が解けないんですね…
だったら基礎問題をもう一度確認した方が良いかもしれませんね…

保護者

え…
応用問題が解けないって言ったのに……。

さば先生

応用問題を解くためには
基礎問題が定着していないことが原因です。

今回は「応用問題」について書いていきます。

  • 「うちの子は基本はできるようになったけど少し難しくなると出来ない」
  • 「応用問題になるとうちの子は解く気が失せる」
  • 「偏差値60の壁をなかなか超えることができない」

といった悩みをお持ちの方はぜひこの記事をお読みください。

この記事を書いた人:さば先生

自己紹介
先生 さば

中学受験の塾講師として18年今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!

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目次

算数の応用問題を解けるようにするには

応用問題が解けない原因は

基礎の定着が不十分だから

応用問題を解くためには基礎問題を定着しておく必要があります!

よくうちの子は応用ができないから、という理由で次々に子供に難しい問題を与える方がいます。

でも基礎問題が定着していないから解けない⇒やる気がなくなる⇒成績が下がるという悪循環に陥りがちです。

応用問題が出来ないならば、基礎が本当に身についているかを確認する必要があります。

基礎問題の大切さはこちらの記事も参考にしてみてください。

応用問題とは何か?

中学受験の試験範囲とは

中学入試には試験範囲があります。

「えっ・・・」て思う方もいると思います。

それは何かというと・・・

教科書
さば先生

それは…教科書です!

入試は小1~小6までの教科書の内容全てが出題範囲と決まっています。

(教科書に小さく少しでも載っていればOKです)

つまり……

応用問題といっても知らないやり方は絶対に出てこないということです。

生徒A君

でも、算数で見たことない問題が良く出てくるんだよなー

さば先生

それはパッと見ると初めてに見えるけど、実はA君の今まで習ったやり方で必ず解くことができるんだよ!

生徒A君

え!そうなの!?

一見こんなの絶対知らないよ!

という問題も図や表を書いていくと

「あれ、これあの問題と同じだ・・」「単元は違うけどあの公式が使えそうだ・・・」

といったように、いつものパターンに持ち込むことができるのです。

応用問題は基本問題の積み重ね

応用問題とは 基本問題のかたまり

応用問題=基本問題+基本問題(+基本問題+・・・・・・)

応用問題は基本問題の積み重ねです。

例えば、速さ+つるかめ算とか相似+点の移動とか基本+基本で成り立っています。

文章にすれば簡単ですが、そうはいっても正解までの思考回路を作ることは子供にはとても難しいことです。

応用問題はたくさんの基本の組み合わせで出来ているため、そのうちの一つでも基本が疎かだと問題を解くことができません。

だから応用問題は難しいと言われるのです。

応用問題には慣れが必要

応用問題を解くためには正直慣れも必要です。

先ほど応用問題を解くためには手を動かしていつものパターンに持ち込むことが必要だといいました。

ただこのパターンに持ち込むためにはある程度の慣れが必要なんです。

さば先生

慣れるためにはどうしても量をこなさないとダメなんです!

だから算数の勉強時間を増やして解法の流れを体に染み込ませる必要があります。

算数ができるようになるのは時間がかかります。

私の塾では全体の勉強時間の半分以上は算数にあててくださいと言っているほどです。

理想の4科目の勉強時間の割合は…
私がオススメの勉強時間の割合は
算:国:理:社=6:1:2:1
算数が一番勉強時間を多くするのは当たり前です。
最近の入試だと算数の次に差がついているのは理科です。

保護者

算数に半分の時間を使うんですか?!

さば先生

むしろそれでも少ないぐらいです。
全体の6,7割を算数にあてても良いぐらいですよ!

過去の私の新人講師時代の話
講師になって初年度は私もまったく算数の応用問題が解けませんでした。
毎日毎日悪戦苦闘しながら難問に立ち向かっていたのですが本当に解けないんです…。
本気で自分は教師に向いていないのかなとも思いました。
ところが半年ぐらいたった頃でしょうか。
急に難問がスラスラ解けるようになったんです。
問題を多く解いているうちに「あ、このパターンだったらあれに持ち込めそうだ」とか「とりあえずこのパターンは小さい数から調べてみるか」とか察することができるようになったんです。
やっぱり慣れはとても大事なんだなというのを実感した経験があります。

家庭で応用問題を鍛えたいならZ会の教材もかなりおすすめです。

まとめ

応用問題は基礎問題の積み重ねでできています。

基礎固めをまずはしっかりやりましょう。

そして算数の勉強時間を増やして、手を動かして応用問題に慣れることが必要です。

理科の知識、漢字や社会のような暗記単元は覚えればすぐに結果がでます。

でも算数はそうではありません。

その分問題が解けた時の嬉しさはどの科目よりも大きいはずです。

まずは一日一問でも良いので応用問題にチャレンジをすることが大切です!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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