
うちの子は算数が壊滅的にできません!
先生!!どうしましょう!?

大丈夫です!
勉強の仕方を工夫するだけで壊滅的な状況から抜け出せますよ!
今回は算数が本当に出来ない!受験できるレベルじゃないかも!という方向けの記事になります。
- 勉強してもうちの子は壊滅的に算数ができない!
- このままだと憧れの志望校には受からない!
- うちの子はもう算数の才能がないからダメだ!
- なんとかこの状況を打破したい!
という方に向けて3つの対処法をご紹介したいと思います。
それは
- 「算数を好きになる」
- 「算数の勉強時間を増やす」
- 「目標を立てる」


いやいや!それが難しいから困ってるんでしょ!
そう思われる方もいるはずです。
でも実はちょっとした工夫をすることでこの対処法3つを実践することができます。
私も中学受験の世界で長年勤めてきて多くの生徒たちを指導してきました。
その中には算数が苦手な子は山ほどいました。
その中で何人もの生徒の成績を壊滅的な状況から抜け出させた方法をお伝えします!
この記事を参考に実践していただければ少なくとも「壊滅的」という状況は抜け出せるはずです。
ぜひ今日から試してみてください!
算数が壊滅的でイライラが止まらない方はコチラの記事もご覧ください!
ちなみに今回の記事ですが「壊滅的にできない」はどれぐらいのレベルか?
私のイメージでは算数の偏差値が20~40台の子供をイメージして書いています。
本当に算数が苦手で困っているという方を対象にしています。
この記事を書いた人:さば先生

中学受験の塾講師として18年。今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!
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中学受験の算数が壊滅的にできない!|壊滅的な状況から抜け出す3つの対処法
対処法として3つご紹介します!
- 算数を好きになる
- 算数の勉強時間を増やす
- 目標を決める
それではこの3つを細かく説明していきます。
算数を好きになる
算数が壊滅的な子で「算数大好き!」という子は残念ながらいません。
逆に言うと算数ができる子で算数が嫌いな子はいません。
つまり、算数が好きになれば少なくとも壊滅的という状態からは抜け出すことができます。

それは算数が好きになってくれればいいけど…
では算数が好きになるにはどうすれば良いでしょうか?
実はすごく簡単なことです。
「〇がたくさんつけば算数が好きになります」
〇がたくさんつけば自信を持つこともでき、解くことが楽しくなっていきます。
算数は「できた!」の瞬間が多ければ多いほど伸びる科目なのです。

そうは言いますけど〇がつかないから
困ってるんです!!

まぁまぁそう怒らずに・・・
〇がつく状況を作り出してあげるんですよ!
保護者の方々の腕の見せ所です。
例えば宿題で10問の問題が出たとします。
そのうちの2,3問しか〇がつかなかったとします。
そんな時に親はどうしても×の問題に目がいってしまいます。
そして×の問題をできるようにしようと必死に類題を探して子供にやらせます。

うちの子は算数ができないんだから、できなかった問題をやり直さないとダメなんじゃないの……?
これは算数が得意な子には良い勉強方法ですね。
ところが算数が壊滅的な子はそうではありません。
それをしてしまうと、子供はどんどん自信を無くしていき、算数が嫌いになり、成績が下がっていきます。
負のスパイラルです・・・。

そこで考え方を変えましょう!
ではどうしたら良いのでしょうか?
〇の問題の類題を探してやるのです。
当然それはできる問題なので〇がたくさんつきます。
そうすると子供はどんどん自信をつけていきます。
それを続けていくと不思議なことに
✕だった問題も「もしかしたら解けるかも・・!」と自主的に向かうようになります。
自主的に勉強すると出来ない問題が気になるようになるので塾でも自然に質問に行くようにもなりますよ!

でもそれをすると時間がものすごくかかりませんか?
効率が悪いような…

確かに効率は良くありませんが壊滅的な状況から抜け出すためには時間がかかるのです。
少し遠回りのようですが
普通の人と同じような勉強方法をしていても「壊滅的」な状態から抜け出すことはできません。
こんな風に意図的に〇がつくように演出をしていくことが大切です。
また〇がついた時には盛大に褒めてあげるとさらに子供は自信を持つことができますよ!
受験対策としてっも有効活用ができるワンダーコアという教材のの発案者も似たようなことを言っていましたね。
算数の勉強時間を増やす
算数の宿題が後回しになっていませんか?

ギ、ギク・・・・
私が面談をする時、算数が苦手の子を持つ保護者の方によく聞く質問です。
そうするとほとんどの方が「後回しになっています・・」と答えます。
子供の気持ちを考えれば当たり前です。
算数が嫌いなのですから…

確かにうちの子は国語の漢字から必ず宿題をやっているわね…
算数が嫌いな子、苦手な子は国語の宿題が終わったら算数、理科や社会の宿題が終わったら算数、というように算数の宿題が後回しにされがちです。
これでは算数が壊滅的な状態から抜け出すことはできません。

残念ながら簡単に壊滅的な状況から抜け出すことはできません!
算数の勉強時間の確保!時間が必要なのです!

勉強スケジュールの見直しをしなければいけませんね…。
壊滅的な状態から抜け出すためには時間が必要なのです。
他の教科の後に算数!だと結局、勉強時間が確保出来ずに算数の壊滅的な状況から抜け出すことはできません。
何よりも優先して算数から勉強を始めるように勉強スケジュールの見直しをはかりましょう!
最悪、算数の勉強が終わらなくて、他の科目を勉強する時間が無くなってしまってもしょうがない位の気持ちでやるのも大事です。

1日の勉強の始まりは必ず算数を1時間!
とか決めておいても良いですね!
また、これと同時に必ず毎日計算の時間を取りましょう。
計算のレベルにも気を付けてください!
1日に5問やるのであれば5問中の4問に〇がつくぐらいのレベルが望ましいです。
4回反復できるのが良いですね!
たくさんの〇をつけるチャンスがあるということです。
目標を決める

それは大丈夫です!
目標はしっかり決めています!
算数の偏差値50を達成出来たら娘にはスマホを買ってあげる約束をしています。

お母さま・・・
その目標は変えた方が良いかもしれません。

えっ・・・
なぜでしょうか・・・??
この目標はなぜ変えた方が良いのでしょうか?
まず偏差値50というのは、算数が壊滅的な子には達成がなかなか難しいということです。

えっ……
偏差値50って真ん中じゃないんですか…?
上の記事でもご紹介しましたが、偏差値というのは相対的に決まるものです。
そして何よりも偏差値50を取れと言われても何点取ればよいのか、どうやったら取れるのかが子供には分かりません。
具体的ではないのです。
そういった漠然とした目標はあまりよくありません。
目標を決めるときはポイントがあります!
「短い期間で達成できる目標で、達成するために子供が具体的に何をすればよいかが分かりやすいもの」
《悪い例》
×「〇〇中学に受かるために頑張ろう!」
子供は期間が長ければ長いほど目標達成に対しての意識は薄れます。
これは正しいことですが、子供との目標にするのにはあまり良いとは言えません。
×「1週間で算数をできるようにしよう!」
期間は短くてよいのですが、算数をできるように・・といわれても何をすればよいのかが分かりません。
《良い例》
〇「次の塾の確認テストで7割を取ろう!」
塾の小テストであれば、範囲も決まっているし難度もわかっているので、どこを勉強すれば点数が取れるかが分かりやすいですね。
〇「1週間、塾のない日に必ず算数を1時間勉強をしよう!」
これは非常に達成しやすい目標ですね。しかも結果ではないので子供自身も取り組みやすいです。
目標の決め方を少し変えることで子供のやる気に火をつけるのが大切ですよ!
中学受験の算数が壊滅的にできない!|どうしても家では対応できなければ…
それでもなかなか家で対応することが難しい方はプロに任せるのも一つの作戦です。
アプリで有名なRISUが始めた新しいプログラムです。
詳しくは下の記事をご覧ください。
また、中学受験の算数が壊滅的に出来ない場合、小学校の内容も怪しい場合があります。
まずは勉強に興味を持つという点では進研ゼミなんかも活用してみるのも良いかもしれません。
中学受験の算数が壊滅的にできない!|まとめ
今回は算数が壊滅的にできない子に3つの対処法をご紹介しました。
「算数が好きになる」「算数の勉強時間を増やす」「目標を立てる」の3点です。
「壊滅的」な状態から抜け出すのは大変そうですが、少し普段の勉強法を変えることで糸口が見えてきます。
時間はかかるかもしれませんが、今までと同じことをしていてはいつまでもこの状況を変えることができません。
根気強く頑張りましょう!
最後にいくつか算数が壊滅的な子にオススメの問題集をご紹介します。
★学研の出している「首都圏模試受験生の2人に1人が解ける基本問題」です。
首都圏模試は受験界の模試の中ではかなり問題が易しい模試です。
この模試の正答率50%の問題なので、まずはここをクリアしていきたいところです。
★文英堂が出している「中学入試基礎ドリ 算数[頻出小問]」です。
この本の良いところは徹底的に反復できることです。
反復ができる→〇がいっぱいつくようになるということです。
なかなか自分一人では厳しいなという方は家庭教師も検討しましょう。
それでは最後までお読みいただいてありがとうございました!
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