【中学受験】おすすめの勉強法10選|勉強時間や最適科目バランスも!

中学受験 勉強法 10選

こんにちは!さば先生です。

自己紹介
先生 さば

中学受験の塾講師として18年今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!

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今回は中学受験のオススメの勉強法10選をお届けします。

さば先生

あくまで私が今まで生徒たちを見てきた中の個人的なおすすめ勉強法です。すべての子供がうまくいくとは思いません!

中学受験も年々変化をしていてやるべきことも増えてきています。

今回の記事の中で1つでも参考にしていただき、

子供が効率よく勉強できて成績を少しでもあげることができたらうれしいです。

生徒A君

なんか僕に合う勉強法はないかなー。

さば先生

A君にも役立つ勉強法が一つでもあればいいね!

目次

【中学受験】おすすめの勉強法10選|理想の勉強時間と各科目の勉強時間の配分

各学年の理想の勉強時間

これはもちろんその子の能力や目指すべきものによって大きく変わります。

あくまで目安程度に考えてもらえればと思います。

中学受験 勉強時間 目安 

塾によってはもっとやれ!

と言われることもあるかと思いますが、長い時間勉強すれば良いという訳ではありません。

これぐらいの勉強量が確保できていれば十分です。

さば先生

もちろん学校行事や子供の体調なども考慮して取り組んでください!

6年生は覚悟して勉強時間を増やしましょう。

低学年のうちは勉強だけに縛られず趣味や習い事もやらせてあげてほしいですね。

各科目の勉強バランス

各科目の勉強バランスはどんな感じが理想なのか。

私が思っている勉強バランスは以下の通りです。

中学受験 科目 勉強時間 バランス

中学受験は算数中心で勉強していくのは絶対です。

本当は国語の勉強時間も増やしたいですが、なかなか一人で学習をしていても国語の力はあまりつかないと考えています。

理科の勉強時間が若干多いのは、入試では算数の次に差がつく科目だからです。

さば先生

これは一般的には…という話でもちろん社会が超苦手!と言う場合は社会を増やしてももちろん構いません。
ただし、算数の勉強時間だけは絶対に確保するようにしましょう。

【中学受験】おすすめの勉強法10選

ここからはおすすめの勉強法を10個ご紹介します。

はじめにも言いましたが、この勉強法が必ず全部の子供に当てはまり必ず成績が上がるわけでもありません。

お子様に合った勉強法が一つでも見つかれば幸いです。

  • 60分(50分)勉強法
  • 解説を積極的にみてしまう
  • 細かいスケジュールを立てない
  • 小さな目標を積み重ねる
  • タイマー学習
  • 基本問題>発展問題
  • 勉強の習慣化を作る
  • 就寝前にやること
  • 暗記のコツ
  • 勉強は途中で終わらせる

60分(50分)勉強法

ダラダラと勉強しないようにしたいものです。

なぜ60分(50分)かというと入試問題の制限時間がこれだからです。

子供の目指している学校の試験時間を確認してみましょう。

さば先生

低学年で試験時間が分からない方は塾の模試の時間に合わせましょう!

この勉強法の利点は以下の通りです。

  • 60分(50分)の時間の感覚が身につく
  • 決められた時間の集中力をつけることができる
  • メリハリがつく

ポイントは絶対に短縮・延長をしないということ。トイレ等も済ませて席を立たないというルールでやらせましょう休憩を必ず取って続きからやらせることが大切です。

解説を積極的に見てしまう

算数は1問に対して何分までと時間を決めて取り組みましょう。

これに対してはいろいろな意見がありますが、私は1問にかけていい時間のMAXは10分です。

さば先生

ここでいう1問とは模試などの大問1問です。それ以外の問題は長くても7分以内で終わらせましょう。

「子供が考えることが大好きでせっかくの思考力養成のチャンスではないか」と思われるかもしれませんが、10分には理由があります。

算数の入試では大問1問を10分で終わらないと間に合わない

時間内に終わらなければ積極的に解説を見ましょう。

そこで学んで、また似たような問題に出会った時に短時間で終わらせる方が結果的に良い場合がほとんどなのです。

細かいスケジュールを立てない

よく保護者の方が子供のスケジュールを事細かに立てているのを見かけます。

スケジュールを立てることはしょうがないと思いますが、細かすぎるのです。

私が親のスケジュールをみて率直に感じることは

終わるわけないじゃん

保護者

わかるわ…
それでしょっちゅう子供とケンカになるのよね。

もっと予定は大雑把で良いのです。

次のテストまでに何が必要か、何をやらせるかをピックアップしてそれが終わるように大雑把なスケジューリングをしてあげるぐらいがちょうど良いです。

さば先生

余裕を持たせることも忘れずに!

ポイントは大人が思う理想よりもやることを絞ってあげることです。「ちょっと少ないかしら」ぐらいが子供にはちょうど良いのです。スケジュールを頑張って作ってあげるぐらいなら、教材の選定をする時間に変えていきましょう。

小さな目標を積み重ねる

大人と子供は時間の感覚が違います。

親が塾にまで通わせて目指しているものは「志望校合格」ですよね。

子供も口ではそう言いますが、そんなことはあまり考えられずに実は目先のことしか考えられていません。

  • 中学受験で第一志望校に合格しよう!

という目標は子供には思ったより伝わらずに効果が見込めません。

  • 今日は計算練習を7分で終わらせよう
  • 今日は2時間勉強してみよう
  • 今日は漢字のトメはねを気を付けよう

こんな感じで小さな目標を積み重ねていきましょう。

親はしっかりと先のことを綿密に考えておきましょうね。

タイマー学習

今の入試のテーマの一つとして挙げられるのが「スピード」です。

これは算数だけではありません。

国語の文章量の増加、社会の思考問題の増加などもあります。

そこでオススメなのが「タイマー学習」です。

普段から時間を意識することがとても大切です。

さば先生

子供の勉強机に常に置いておくようにしましょう。

塾の教材によって制限時間も変わります。どれぐらいの時間で宿題を終えればよいのかが分からない人はぜひ塾の講師に相談をして「普段の宿題の1ページを何分でやればよいか?」を確認することをオススメします。

また、タイマーに関してはデジタルはオススメしません。

なぜなら受験ではデジタル時計は禁止になっていることが多いからです。

基本問題>発展問題

保護者

うちの子は「速さの単元」が全然出来ないからテキストを全部やらせるわ!

意外と多い保護者のこういった発言。

もちろん全部やるのは悪いことではありませんが、圧倒的に非効率です。

例えばテキストに「基本」「応用」「発展」とあったとします。

中学受験 基本 応用

偏差値が65以上の子でなければこの勉強法の方が確実に成績は上がります。

ぜひお試しください。

もうひとつアドバイス!
あれもこれもといろいろな教材をたくさんやることはやめましょう。まずは塾のテキストならそれを何度もやる方が複数の問題集をやるよりもはるかに成績が上がります。

勉強の習慣化を作る

勉強の習慣化で一番頑張ってもらいたいのは「朝学習」です。

夕方からでももちろん良いのですが、子供って意外と忙しいですし、急な用事も多いですよね。

さば先生

だいたいお気持ちは察します!
朝は子供を起こすのも大変だし、やろうとしても子供が言うことを聞かないんですよね…

保護者

正解…!

  • 朝は静かで集中できる
  • 朝は時間がないからいやでもスピードを意識する
  • 入試は朝からなので有利になる

でも、偶然ではなく成績が上位の子になればなるほど朝学習をしている率は高くなります。

彼らは朝学習をすることが効率が良いと気づいているのです。

ぜひ頑張って「朝勉強」を始めてみましょう。

就寝前にやること

生徒A君

え、寝る直前も勉強しなきゃいけないの…??

なにも寝る直前まで猛勉強をしてほしいということではありません。

寝る直前にしてほしいことは

その日に何を勉強したのかを短時間で良いので思い出す

これをすることで頭の中が整理され、その日にやったことも記憶に残りやすくなります。

さらに慣れてくると次の日に何をすべきかもぼんやりと考えられるようになります。

一日の終わりの習慣としてできるようになると最高ですね。

暗記のコツ

暗記が苦手だという方へ・・・

皆様のお子様で小学校までの行き方を忘れてしまう子はいますか?

いないですよね。

これなんで忘れないかというと毎日通っているからです。

つまりどんな子でも毎日やれば忘れないわけです。

さば先生

そんなの分かってるわよ!!でもそれができないから困ってるの!と言われそうなので…

「すいへーりーべーぼくのふね・・・」

こんなのを学生時代に皆さん覚えましたよね。

私もずっと中学受験専門なので元素記号は使わないのですが今でもなぜか覚えています。

暗記にもコツがあってそれが

「イメージ」と「リズム」

「すいへーりーべー」はリズムですね。

あとは情景やストーリーをイメージすると記憶に残ります。

記憶力の良い子は一つのことだけではなく、そこに付随したものもまとめてイメージで覚えていることが多いですね!

勉強は途中で終わらせる

これは別に勉強に限ったことではありません。

仕事なんかもそうですよね…。

勉強をわざと途中で終わらせるのです。

生徒A君

え!なんか途中だと気持ち悪いな…

途中で終わらせると次に勉強に取り掛かるときにやるべき場所がすぐに分かるのでスムーズに勉強に移行できます。

私も実は仕事をあえて途中までやって休憩に行ったりします。

帰ってくるとすぐに途中の仕事が始められます!

先ほどご紹介した「60分(50分)学習法」や「タイマー学習」も絶対に時間を厳守し、時間が来たら途中で終わってしまったという方がより効率的だということですね。

【中学受験】おすすめの勉強法10選|まとめ

今回はおすすめの勉強法10選をお伝えしました。

何度も言いますが誰にでも効果のある勉強法などありません。

ですので今回の勉強法の中で「これは!」というものが一つでもあればとてもうれしく思います。

《おすすめの勉強法10選》

  • 60分(50分)勉強法
  • 解説を積極的にみてしまう
  • 細かいスケジュールを立てない
  • 小さな目標を積み重ねる
  • タイマー学習
  • 基本問題>発展問題
  • 勉強の習慣化を作る
  • 就寝前にやること
  • 暗記のコツ
  • 勉強は途中で終わらせる

ぜひいろいろ試してみてくださいね。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

アドセンス

中学受験 勉強法 10選

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