夏と言えば夏期講習!!
実りのある夏休みにしていきましょうね!
(夏と言えばプールでしょ…)
中学受験生は残念ながら夏休みのメインは夏期講習となります。
多額の授業料を払っているんだから
- 少しでもわが子の成績を上げたい!
- わが子の変わった姿を見たい!
- わが子の本気の姿を見たい!
そう思うのは当然のことです。
そうよそうよ…
いくら払ってると思ってんのよ…
ママさん怖いですね…
そこで今回は中学受験生の夏休みの過ごし方について書いていきます。
自由研究にどうぞ!
この記事を書いた人:さば先生
中学受験の塾講師として18年。今までの教えてきた生徒数は3000名以上。教室長としても複数教場を運営後、算数の教科責任者として若手の育成や教材作成を手掛ける。現在は東京の有名塾の管理職かつ現役で教壇に立ち続けています!
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【中学受験】夏休みの目標!
いきなりですが…
子供は夏休みだからといって急に本気で勉強するなんてことはありません!
ガーン…
そりゃそうです…
そんなに都合よく変わるなんてことはありませんよね。
だからといってじゃあいつも通りでいいのか?
ダメよ!!!!!!!!
いくら払ってると思ってるのよ!(二回目)
ですよね…
ということでまずは夏休みの目標の立て方を書いていきます!
夏休みの目標を立てるときのポイント
夏休みの目標を立てるときのポイントは
あれもこれもではなく実現可能な目標を一つでいいので決めることです!
良い目標の例
まず出された宿題は必ずやるというのが前提です!
その上で例えば
- 図形の問題を一日一題解く
- つるかめ算を極める
- 漢字テストは必ず合格する
- 水溶液の性質を覚える
こんな程度の簡単な目標で構いません。
これぐらいの目標だとやる気が出るな!
宿題だけで精一杯!という方は
宿題を絶対に忘れない!
とかを目標にしてもよいですよ!
悪い目標の例
ダメな例は
- あれもこれもと子供にたくさんの目標を与える。
- 具体性がない目標を立てる
苦手科目を克服する!とかだとやる事が果てしなく多いので実現が難しい。
算数の偏差値を5上げる!とかだと具体性がなく方法がいまいちピンと来ないので勉強しづらくなります。
【中学受験】夏休みのスケジュールの立て方
中学受験を乗り切るための日々のスケジュールに関して。
せっかくの夏休みです。
できる限り計画的に勉強したいところですよね。
夏休みのスケジュールを立てるときのポイント
スケジュールを立てるときのポイントは…
細かくスケジュールを決めない!
(細かく決めて失敗している家庭をどれだけ見てきたか…)
細かく決めるって子供にはできないので親が決めますよね。
親のスケジュールって無茶なことも多く、子供だって正直気分が乗らない時だってあります。
スケジュール通りいかないと…
間違いなくケンカに発展しますね…
ひえぇ~~
夏休みの理想のスケジュール
でも先生!
スケジュールはどう立てればいいんですか?
スケジュールは最低限のことだけ決めておけば充分です!
ガチガチに何時から何時はこれ、次の何時から何時はあれ!
などと細かく決める必要はありません。
アバウトに毎日やることを決めておく程度が理想的です。
夏休みのスケジュールを立てるときのオススメ毎日やることリスト!
《オススメ毎日やることリスト!》
- 計算(一行問題)
- 国語の漢字や知識
- 寝る前に授業のノート(テキスト)を見る
- その他
算数の計算(一行問題)
算数の計算(一行問題)はできるだけ決まった時間、できれば朝にやりたいですね!
朝の歯みがきと同じくらい当たり前にすると、夏休みの後も継続してできるようになります。
計算は必ず毎日やりましょう!
国語の漢字や知識
塾によりますが、毎回漢字テストがあるところとないところがあると思います。
いずれにしてもこういった単純作業は習慣化しておくべきです。
これも計算同様、毎日決まった時間、決まった量をやりましょう!
休みの日には新しいページを進めないで、前の3日間分の復習をする日とかにアレンジしてもよいです!ただし、漢字や知識に使う時間は毎日一定にしましょう!
一日15分!多くても30分!
寝る前に授業のノート(テキスト)を見る
これは寝る前にガリガリ勉強をしましょうという事ではありません。
「今日授業で習ったことは何だったかな?」
と軽くノートやテキストをザーッと見るだけです。
これだけで脳への定着が変わりますよ!
時間がない時は、お母さんが「今日塾で何習ったの?」と聞いて子供に説明させるだけでも効果はあります!
それぐらいなら出来そうだわ!
その他
宿題をやる時間は大雑把に決める程度で充分です。
例えば午前中とか、夕ご飯の前とか夕ご飯後とか何となくで構いません。
とにかく細かく決めすぎないことが大事です!
【中学受験】夏休みの学年ごとの過ごし方
小学4年生の夏休みの過ごし方
小学4年生で意識すべきことは
勉強しすぎない!
高学年になると夏期講習の日程や時間がかなり増えます。
4年生のうちは勉強:遊び=1:1ぐらいが一番です。
ただ、できれば勉強に繋がる科学館や博物館などに子供を連れていってあげると良いですね!
受験生にとって思い切り遊べるのは最後かもしれません。
思い切り遊ぶときは遊びましょう!
せっかくだから毎日の習慣に小学生新聞の購読を検討しても良いでしょう!
小学5年生の夏休みの過ごし方
5年生の夏期講習の内容は受験勉強においてとても大切です。
テーマは
量より質
一つひとつの内容を定着させることが最優先です。
5年生のうちに頑張っておくと6年生になってからの成績が大きく変わります。
かといって5年生でも勉強漬けはオススメしません。
計画的に休みの時は遊ばせてあげましょう!
小学6年生の夏休みの過ごし方
6年生の夏期講習のテーマは
健康診断
ほとんどの塾で6年生は総復習になるはずです。
すべての単元を扱う中で自分のできるところ、できないところを把握するのが夏期講習です。
ここでひとつ注意点!
苦手な単元を全てできるようにしよう!
などと考えてはいけません。
あくまで、苦手な単元を把握することが目的です。
苦手な単元は9月以降でも十分に間に合います。
自由研究にどうぞ!
【中学受験】夏休みの過ごし方|まとめ
今回は中学受験をするご家庭向けに「夏休みの過ごし方」について書きました。
目標は宿題はちゃんとやることを前提として
実現可能な子供が達成しやすい目標を一つ立てる!
そしてスケジュールは
細かく決めない!大雑把に決める!
夏休みは低学年は遊びも大切なのでぜひ計画的に充実した夏休みをお過ごしください!
高学年は受験生として勉強中心にはなりますが、理想を追い求めすぎるのは危険です。
9月以降に繋がる勉強ができれば十分です!
ぜひ実りある夏休みをお過ごしください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
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